純情シンデレラ
でも毎回、自信の方が勝つわけじゃあなかった。
次のステップになった分、私にとってはレベルも高くなるわけで。
そうなると、なかなか思っているとおりに事が上手く進まない。
前回は20分乗っても何ともなかったのに、その次の回では5分も経たないうちにギブアップしたこともあったし、車に乗っている間は全然平気だったのに、車から降りた途端、緊張の糸が切れたのか、倒れそうになったこともあった。
たぶん悪夢を見たのか、夜中突然飛び起きたり。
またある日の夜は、大体月に一度の割合でやってくる偏頭痛が、再び起こってしまった。

今回はちょっと・・・きついかも。
と思いながら、フラつく足にどうにか力を入れてトイレにたどり着いた私は、せり上がってきたものを、便器に向かって吐いた。
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