純情シンデレラ
「悪い、出(いずる)。あとはおまえが話してくれ」
「なぜだ」
「これはおまえが調べたことだからだ。おまえはずっと、見上さんのこと気にしてんだろ?」
「えっ?わ、たし・・・?」
驚いた私は、目をパチパチ瞬きさせながら、隣に座っている松本さんを見た。
私の視線を十分感じているはずの松本さんは、それでも私の方を見ることはなく、前を見たまま―――向かいに座っている宇都宮さんと素子さんとだけ話しているように―――「暴力団とつながってるという噂がある」と言った。
「なぜだ」
「これはおまえが調べたことだからだ。おまえはずっと、見上さんのこと気にしてんだろ?」
「えっ?わ、たし・・・?」
驚いた私は、目をパチパチ瞬きさせながら、隣に座っている松本さんを見た。
私の視線を十分感じているはずの松本さんは、それでも私の方を見ることはなく、前を見たまま―――向かいに座っている宇都宮さんと素子さんとだけ話しているように―――「暴力団とつながってるという噂がある」と言った。