純情シンデレラ
「会社の経営状態も危ないと聞いた。俺も調べてみた上で、その意見に賛成だ。噂話にも真実味がある。だからあいつとつき合うのは止め・・」
「有栖川さんとは友だちです。それに、あの人とはもう1ヶ月以上会ってないし、連絡も取り合ってません。仕事や会社のことだって話さなかったのに、どうして、誰も・・・信じてくれないのっ」
椅子をガタンと言わせて立ち上がった私は、社員食堂から逃げるように駆け出した。
「ケイちゃん!」と私を呼ぶ素子さんの声は聞こえたけど、私は無視して走った。
何度も同じことを言われて、そのたびに同じことを言ってばかり。
もう、うんざりだ。
関係者全員に信じてほしいとは思ってない。
でも・・・「松本さんは、私を信じてない」ということが、どれだけ悲しいことなのか、あの人は・・・分かってない。
「有栖川さんとは友だちです。それに、あの人とはもう1ヶ月以上会ってないし、連絡も取り合ってません。仕事や会社のことだって話さなかったのに、どうして、誰も・・・信じてくれないのっ」
椅子をガタンと言わせて立ち上がった私は、社員食堂から逃げるように駆け出した。
「ケイちゃん!」と私を呼ぶ素子さんの声は聞こえたけど、私は無視して走った。
何度も同じことを言われて、そのたびに同じことを言ってばかり。
もう、うんざりだ。
関係者全員に信じてほしいとは思ってない。
でも・・・「松本さんは、私を信じてない」ということが、どれだけ悲しいことなのか、あの人は・・・分かってない。