純情シンデレラ
「葉末駅の出入口は1つしかないから、松本さんでも分かりますよね?」
「あの辺りは仕事でよく行ってるから分かる」
「そうでしたか・・。じゃあ、10時半ごろに葉末駅前、ということで」
「了解した」
「・・・あのぅ、松本さん」
「なんだ、けんじょう君」
「そろそろ手を離してもらっても・・いいですか」
「あ?あぁ、そうだったな。すまん」
少々慌てた口調ではあったものの、いつものとおり、シンプルに潔く私に謝った松本さんは、掴んでいた時同様に、そっと私から手を離してくれた。
そこにこの人の優しさを感じてしまった私は、なぜか照れてしまって。
赤くなっているかもしれない顔を隠すように俯き加減で「それじゃあ。今度こそ行かなくちゃ。お昼休み終わっちゃう」と呟くように言うと、再び踵を返して、スタスタと歩き出した。
でも、すぐにまた立ち止まった私は、松本さんの方にふり向いて、「もし時間の変更などあったら、事前にお知らせしますので」と言った。
「あの辺りは仕事でよく行ってるから分かる」
「そうでしたか・・。じゃあ、10時半ごろに葉末駅前、ということで」
「了解した」
「・・・あのぅ、松本さん」
「なんだ、けんじょう君」
「そろそろ手を離してもらっても・・いいですか」
「あ?あぁ、そうだったな。すまん」
少々慌てた口調ではあったものの、いつものとおり、シンプルに潔く私に謝った松本さんは、掴んでいた時同様に、そっと私から手を離してくれた。
そこにこの人の優しさを感じてしまった私は、なぜか照れてしまって。
赤くなっているかもしれない顔を隠すように俯き加減で「それじゃあ。今度こそ行かなくちゃ。お昼休み終わっちゃう」と呟くように言うと、再び踵を返して、スタスタと歩き出した。
でも、すぐにまた立ち止まった私は、松本さんの方にふり向いて、「もし時間の変更などあったら、事前にお知らせしますので」と言った。