失恋相手が恋人です
「……ん……」
目が覚めて。
重たい瞼をうっすら開けると。
目の前に薄茶色の髪と長い睫毛に縁取られた綺麗な瞼。
寝顔も驚くほどに綺麗な葵くんの顔があって。
寝起きの私の心臓がドクンっと跳び跳ねる。
動こうとして、葵くんの腕が私に絡まっていることに気付く。
私は数時間前のことを思い出して。
その瞬間、カアッと熱くなる頬。
カーテンの隙間から零れる明るい光にもう朝なのだと気づく。
……葵くん……。
恥ずかしさもあるけれど、私を抱きしめている彼に愛しさがこみ上げて、その整った顔を見つめる。
「……沙穂?」
色気漂う掠れた声が私の名前を呼んで。
私は反射的に俯く。
「……こっち見て」
ゆったりと言う葵くんに。
小さくイヤイヤをしたら。
長い指で顎を持ち上げられて。
焦げ茶色の瞳に射ぬかれる。
「……可愛い、沙穂」
ふっと笑うその妖しい魅力に私はもう何も言えなくて。
心臓が止まりそう……。
再び抱きしめる手に力をこめて。
「月曜日までここにいて」
昨夜と同じ言葉を言う。
「……む、無理っ」
即座に言うと。
「……ダメ」
甘く蕩けそうな笑顔で唇を塞がれた。
ああ、もう本当に。
……月曜日のことは。
とりあえず。
もうしばらくしてから、考えよう……。
目が覚めて。
重たい瞼をうっすら開けると。
目の前に薄茶色の髪と長い睫毛に縁取られた綺麗な瞼。
寝顔も驚くほどに綺麗な葵くんの顔があって。
寝起きの私の心臓がドクンっと跳び跳ねる。
動こうとして、葵くんの腕が私に絡まっていることに気付く。
私は数時間前のことを思い出して。
その瞬間、カアッと熱くなる頬。
カーテンの隙間から零れる明るい光にもう朝なのだと気づく。
……葵くん……。
恥ずかしさもあるけれど、私を抱きしめている彼に愛しさがこみ上げて、その整った顔を見つめる。
「……沙穂?」
色気漂う掠れた声が私の名前を呼んで。
私は反射的に俯く。
「……こっち見て」
ゆったりと言う葵くんに。
小さくイヤイヤをしたら。
長い指で顎を持ち上げられて。
焦げ茶色の瞳に射ぬかれる。
「……可愛い、沙穂」
ふっと笑うその妖しい魅力に私はもう何も言えなくて。
心臓が止まりそう……。
再び抱きしめる手に力をこめて。
「月曜日までここにいて」
昨夜と同じ言葉を言う。
「……む、無理っ」
即座に言うと。
「……ダメ」
甘く蕩けそうな笑顔で唇を塞がれた。
ああ、もう本当に。
……月曜日のことは。
とりあえず。
もうしばらくしてから、考えよう……。


