失恋相手が恋人です
「それから私正樹とたくさん話して、喧嘩もして。
だけどやっぱり正樹が大好きだから、離れたくなくて……正樹と遠距離恋愛を頑張ろうと思ったの。
自信もないけれど、そこは二人で話し合っていこうって。
……その報告もかねて、迷惑をかけたことも謝りたくて、翌日の出発日に正樹と一緒に見送りにいったの」
再び私の胸がうずく。
だってそれは私が葵くんの手を離した後の話。
「元々、見送られたくないからって出発便をごく親しい人にしか伝えてないって正樹に聞いていたんだけど。
沙穂ちゃんがいなくて、おかしいなってその時に思ったの。
……葵くんもすごく顔色が悪かったし、心なしか落ち込んでいるように見えたから……」
「……」
「……ずっと気になっていたの。
何かあったのかなって。
もしかして私が何かしてしまったのかなって……。
だけど私も何だか気不味くて沙穂ちゃんに連絡できたのがしばらくたってからだったの。
その時には沙穂ちゃんの連絡先が変わっていて、マンションも引っ越したって聞いて……」
そう、それは……私が逃げたから。
「正樹の海外赴任は結局、葵くんが出発してから二年後だったの。
偶然にも葵くんの勤務先に近くて。
葵くんに正樹、会ったらしいの。
その時に……葵くんと沙穂ちゃんが別れたって聞いたって。
私、それを聞いて、やっぱり私が原因だったんじゃないのかなって居てもたってもいられなくなって、沙穂ちゃんに話して謝りたくて、正樹や色々な人に頼んで吏人くんに連絡をとってもらったの」
海外にいる葵くん。
もう私からは遠く離れた場所にいる葵くん。
その葵くんの話をまさかこんな形で知ることになるなんて。
葵くんと歩美先輩のことが誤解だったなんて。
……二人は付き合っていなかっただなんて。
だけどやっぱり正樹が大好きだから、離れたくなくて……正樹と遠距離恋愛を頑張ろうと思ったの。
自信もないけれど、そこは二人で話し合っていこうって。
……その報告もかねて、迷惑をかけたことも謝りたくて、翌日の出発日に正樹と一緒に見送りにいったの」
再び私の胸がうずく。
だってそれは私が葵くんの手を離した後の話。
「元々、見送られたくないからって出発便をごく親しい人にしか伝えてないって正樹に聞いていたんだけど。
沙穂ちゃんがいなくて、おかしいなってその時に思ったの。
……葵くんもすごく顔色が悪かったし、心なしか落ち込んでいるように見えたから……」
「……」
「……ずっと気になっていたの。
何かあったのかなって。
もしかして私が何かしてしまったのかなって……。
だけど私も何だか気不味くて沙穂ちゃんに連絡できたのがしばらくたってからだったの。
その時には沙穂ちゃんの連絡先が変わっていて、マンションも引っ越したって聞いて……」
そう、それは……私が逃げたから。
「正樹の海外赴任は結局、葵くんが出発してから二年後だったの。
偶然にも葵くんの勤務先に近くて。
葵くんに正樹、会ったらしいの。
その時に……葵くんと沙穂ちゃんが別れたって聞いたって。
私、それを聞いて、やっぱり私が原因だったんじゃないのかなって居てもたってもいられなくなって、沙穂ちゃんに話して謝りたくて、正樹や色々な人に頼んで吏人くんに連絡をとってもらったの」
海外にいる葵くん。
もう私からは遠く離れた場所にいる葵くん。
その葵くんの話をまさかこんな形で知ることになるなんて。
葵くんと歩美先輩のことが誤解だったなんて。
……二人は付き合っていなかっただなんて。