奇跡? ペア宿泊券と強引な天敵課長
フロントに置かれた天井までの煌びやかなツリー。窓一面に広がる庭園のイルミネーション。いつの間にか晴れたようだ。空には星も瞬いている。
偶然にも、ここは六歳の時に泊まった、あのホテルだ。
長年、父母との美しい想い出を壊したくなくて避けてきたが、今日、彼との甘い想い出が加わり、狂おしいほど愛おしいホテルになった。
「夜はこれからだ。二十九歳最後の日も、三十歳最初の日も、紗枝の側には俺が居る。もう一人にしない」
ギュッと手を握られ、エレベーターホールに向かう。
「強引だったけど……課長とここに来られてよかったです」
彼の顔を見上げ微笑むと、彼も優しく返してくれる。
そして、誰の目もないのを確認すると、彼の唇が私のそれにソッと触れる。
「俺も念願叶って嬉しいよ」
そう、二人の未来はこれから。
想い出深い、グランドステイKOGOから、今、始まる。
偶然にも、ここは六歳の時に泊まった、あのホテルだ。
長年、父母との美しい想い出を壊したくなくて避けてきたが、今日、彼との甘い想い出が加わり、狂おしいほど愛おしいホテルになった。
「夜はこれからだ。二十九歳最後の日も、三十歳最初の日も、紗枝の側には俺が居る。もう一人にしない」
ギュッと手を握られ、エレベーターホールに向かう。
「強引だったけど……課長とここに来られてよかったです」
彼の顔を見上げ微笑むと、彼も優しく返してくれる。
そして、誰の目もないのを確認すると、彼の唇が私のそれにソッと触れる。
「俺も念願叶って嬉しいよ」
そう、二人の未来はこれから。
想い出深い、グランドステイKOGOから、今、始まる。

