訪問者数1万人突破記念!②短編小説「恋愛リアリスト」
本来ならばセクハラで堂々と訴えられるレベルなんだからな!

しかも、しかもだ!

私はこの人と交際してるわけじゃない。

つーか

さっきお互いの名前を知ったばかりのもはや赤の他人

見知らぬ人

通りすがりレベ!

告白を受けたわけでも、特別会話したわけでもないのに

完璧にふいうちじゃん!

そりゃ、はじめてのキスってわけでもないけど

こんなふうに乙女の(自分で言うな)唇をかすめとって良いわけがないんだから!

けど、入井和は不敵に微笑み、鼻で笑った。

何がおかしいんだ!何が!
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