7年越しのふたりの約束
二人はベットで微睡みながら、窓の外を見ていた。
不意に尊から"ほらっ。"と自分が書いた退職届けを渡される。
「それ、受理されてないからな?お前、何勝手なことしてるんだよ。お前がいないと、俺、デザイン出来ないよ。」
紗羽の目をしっかり見ながら真摯に言う。
「俺も、社長も、会社のみんなも、紗羽を犠牲にしてまで提携はしないよ。」
「………ごめん。」
その言葉の意味が分かり、紗羽項垂れる。
「はい、クリスマスプレゼント!」
「えっ?」
急かされるように、小さな箱を開けると、羽をモチーフにし、その横には二つのダイアモンドが輝いている指輪が入っていた。
「それと、あの箱も開けてみて!」
小さな箱をベットの近くの棚にそっと置き、シーツを体に巻き付けてその箱まで歩き、箱をあけた。
「わぁっ、これって…。」
紗羽は、すぐに中から出てきたのが何か気がついた。
尊が一生に一度しか作らないと決めていると、言っていた純白のウェディングドレスだ。
感動し過ぎてどうして言いかわからずに立ち尽くしていると、すぐそばまで尊が来て、左手を持ち上げられた。
二人で向かい合うと、左手の薬指に、あの指輪をゆっくりはめられ、優しく微笑んだ尊が口を開いた。
「結婚してくれる?」
不意に尊から"ほらっ。"と自分が書いた退職届けを渡される。
「それ、受理されてないからな?お前、何勝手なことしてるんだよ。お前がいないと、俺、デザイン出来ないよ。」
紗羽の目をしっかり見ながら真摯に言う。
「俺も、社長も、会社のみんなも、紗羽を犠牲にしてまで提携はしないよ。」
「………ごめん。」
その言葉の意味が分かり、紗羽項垂れる。
「はい、クリスマスプレゼント!」
「えっ?」
急かされるように、小さな箱を開けると、羽をモチーフにし、その横には二つのダイアモンドが輝いている指輪が入っていた。
「それと、あの箱も開けてみて!」
小さな箱をベットの近くの棚にそっと置き、シーツを体に巻き付けてその箱まで歩き、箱をあけた。
「わぁっ、これって…。」
紗羽は、すぐに中から出てきたのが何か気がついた。
尊が一生に一度しか作らないと決めていると、言っていた純白のウェディングドレスだ。
感動し過ぎてどうして言いかわからずに立ち尽くしていると、すぐそばまで尊が来て、左手を持ち上げられた。
二人で向かい合うと、左手の薬指に、あの指輪をゆっくりはめられ、優しく微笑んだ尊が口を開いた。
「結婚してくれる?」