ひとつの輝き

「なぁ?」

と…また呼び止められた。 

今度は何ですか? 

恐る恐る振り向くと、そこにいる人達の目線が鋭く突き刺さった。 


「あの…何か?」 

脅えながら聞くと

「あーやっぱお前そーじゃん」 

と、さっき丁寧に礼をした先輩が声を上げた。 


やっぱお前? 

そーじゃん? 

意味わかんない…あたし何かしたっけ? 

何故かあたしの体はビクビクし始めた。 


「えっ…と」 

あたしがキョロキョロすると、その先輩は、あたしに指差した。 



< 16 / 223 >

この作品をシェア

pagetop