ひとつの輝き
「なぁ?」
と…また呼び止められた。
今度は何ですか?
恐る恐る振り向くと、そこにいる人達の目線が鋭く突き刺さった。
「あの…何か?」
脅えながら聞くと
「あーやっぱお前そーじゃん」
と、さっき丁寧に礼をした先輩が声を上げた。
やっぱお前?
そーじゃん?
意味わかんない…あたし何かしたっけ?
何故かあたしの体はビクビクし始めた。
「えっ…と」
あたしがキョロキョロすると、その先輩は、あたしに指差した。