ひとつの輝き

「なぁ…どっかで会ったことね?」 

は? 

まったく見覚えありませんけど… 

失礼ですけど、こんな恐い知り合いはいません。 


「いえ…人違いだと思います」 


軽く頭をさげ手に持っていたプリントを置きに行く為、空き教室に入った。 

「こわっ…」 

あたしは、ため息をつき持っていたプリントを机の上に置く。 


つーか渡り廊下なんか、いっぱい他の人も通るんだから、たまり場にするなよ。

乱れた呼吸を落ち着かせ、あたしは教室をでる。

その先に見えるのは、ヤンキーかホストの先輩達。

まだいる… 

さすがに、こんな恐い集団が居ると誰も近づく事はないだろう。 

通る人って、どんだけ勇気ある人だよ… 


ってか、それは今のあたしか。


そう思いながら、またその人達の前を通り過ぎようとした時… 




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