もう一度出会えたら
そう言ったと同時に廊下の突き当たりにまで来た彼は隅に置かれている大きな観葉植物の陰に私を隠すように押し込んだ。


「キャッ…」


背中側は壁で、左右は壁と観葉植物。


正面の涼くんは右手を壁に付き、いわゆる壁ドン状態で…。


逃げることも出来ず、射抜くような彼の視線に囚われてしまった。


「なんで、こんなこ……
『優しくされたら困るんですよね?』
「えっ…それ……んんっ」


全てを言い終わらないうちに彼に唇を塞がれた…


彼の胸に手をついて押し返そうとしているのに、ビクともしない。


「んんっー…」


抵抗すればするほど彼のキスも激しさを増すようだ。


脳が酸欠でこれ以上は無理って思った時、彼が唇を離してくれた。
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