もう一度出会えたら
何度も顔を合わすうちに話をするようになり彼との距離も少しずつ縮んでいった。


そして、私から彼に告白をした。


彼との付き合いは、とても順調で私はいつも幸せだった…。


だから…なんの疑いもなくこのまま、幸せな日々が続くものだと信じていた。


あの日が来るまでは。


今更、言い訳にさえならないけれど、あんな結末は想像さえしていなかった。


何にも知らなかった。


結局、私が見ていた彼は何だったのだろう。


彼と過ごした時間は、辛い恋の記憶となって私の心の奥深くに今も眠っている。
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