もう一度出会えたら
心配そうにこっちを見ている大翔に心配かけないように明るい声を出した。
「ごめん。大丈夫だから先に行ってて」
『…分かった。遅刻だけすんなよ』
そう言うと、彼はそのまま前を向き私を置いて歩いて行った。
改札の前から人の邪魔にならない隅に移動すると彼が口を開いた。
『菜々さん…ごめんなさい。一昨日はあのまま連絡も出来なくて。電話も繋がらないしLINEも未読のままだったし駅でしか会えないと思って…。とにかくちゃんと話しがしたいんです。だから一度…』
「………ごめん、今はもう会社に行かなきゃ」
彼女との関係は…?何故あの時すぐに追いかけて来てくれなかったの?
あの後連絡もくれなかったって事はずっと彼女と一緒だったからじゃないの?
声に出せないどす黒い感情が私の心を支配していく…。
今は何を聞いても言われても素直に彼の言葉を受け止められる自信がなくて…
『菜々さん…仕事終わったら何時でもいいんで連絡下さい。待ってますから』
彼の手を振りほどき改札に向かう私の背中に彼の言葉が聞こえたけれど返事は
出来なかった。
彼と向き合った時、私は何を言われるのか…彼は私に何を言うつもりなのか…。
彼を信じようって決めたのに、もうこんなにもぐらついている自分が情けなかった。
「ごめん。大丈夫だから先に行ってて」
『…分かった。遅刻だけすんなよ』
そう言うと、彼はそのまま前を向き私を置いて歩いて行った。
改札の前から人の邪魔にならない隅に移動すると彼が口を開いた。
『菜々さん…ごめんなさい。一昨日はあのまま連絡も出来なくて。電話も繋がらないしLINEも未読のままだったし駅でしか会えないと思って…。とにかくちゃんと話しがしたいんです。だから一度…』
「………ごめん、今はもう会社に行かなきゃ」
彼女との関係は…?何故あの時すぐに追いかけて来てくれなかったの?
あの後連絡もくれなかったって事はずっと彼女と一緒だったからじゃないの?
声に出せないどす黒い感情が私の心を支配していく…。
今は何を聞いても言われても素直に彼の言葉を受け止められる自信がなくて…
『菜々さん…仕事終わったら何時でもいいんで連絡下さい。待ってますから』
彼の手を振りほどき改札に向かう私の背中に彼の言葉が聞こえたけれど返事は
出来なかった。
彼と向き合った時、私は何を言われるのか…彼は私に何を言うつもりなのか…。
彼を信じようって決めたのに、もうこんなにもぐらついている自分が情けなかった。