不器用な彼氏
時刻は深夜1時近く。
風向きがまた変わり、海からの風が若干、北寄りから吹き、さっきより冷たく感じる。
『風、冷たくなってきたね?』
自身を抱きしめるように、両方の二の腕をさすると、不意に左肩に海成の手が触れる。
『え…』
次の瞬間、缶ビールの残りを一気に飲み干すと、最後の一口を口に含んだまま、私に口づけをする。
柔らかな口づけと共に、口の中に流れこむ、ビールの苦みと炭酸のピリリとした感触。
そのまま、ゴクリと飲み込むと、ゆっくり唇を離してくれる。
『…風呂上がりのビール、うまいだろ?』
唐突に始まった、逸る胸を落ち着かせながら、一息つくと、唇から少し零れたビールを手のひらで拭う。
『…もう、飲んだら眠くなっちゃうからって、言ったでしょう?』
恥ずかしくて、海成の視線から逃れるように、バルコニーの柵辺りに視線を逸らす。
不意に耳元で『寝かせるかよ、バカ』と囁かれ、今度は、唇の脇に零れたビールをなぞるように舐められ、もう一度キスを落とされる。
『…んッ』
先程のビールのせいだけじゃなく、身体が熱くなっていくのが分かった。
風向きがまた変わり、海からの風が若干、北寄りから吹き、さっきより冷たく感じる。
『風、冷たくなってきたね?』
自身を抱きしめるように、両方の二の腕をさすると、不意に左肩に海成の手が触れる。
『え…』
次の瞬間、缶ビールの残りを一気に飲み干すと、最後の一口を口に含んだまま、私に口づけをする。
柔らかな口づけと共に、口の中に流れこむ、ビールの苦みと炭酸のピリリとした感触。
そのまま、ゴクリと飲み込むと、ゆっくり唇を離してくれる。
『…風呂上がりのビール、うまいだろ?』
唐突に始まった、逸る胸を落ち着かせながら、一息つくと、唇から少し零れたビールを手のひらで拭う。
『…もう、飲んだら眠くなっちゃうからって、言ったでしょう?』
恥ずかしくて、海成の視線から逃れるように、バルコニーの柵辺りに視線を逸らす。
不意に耳元で『寝かせるかよ、バカ』と囁かれ、今度は、唇の脇に零れたビールをなぞるように舐められ、もう一度キスを落とされる。
『…んッ』
先程のビールのせいだけじゃなく、身体が熱くなっていくのが分かった。