不器用な彼氏
浴衣の合わせ目を握っていた右手を、そっと伸ばし、海成の肩に触れる。
自分のものと明らかに違う、男性特有の引き締まった固さ。
触れた瞬間に、海成の手が、私を抱き寄せる。
決して、性急ではなく、私自身の動きに合わせて、ゆっくりと補助するように…。
途中、左手も浴衣から手を離れ、ギュッと抱き合った時には、素肌が直接触れ合った。
人肌の温かい感触と、胸の辺りから感じ取れる、互いの鼓動を直に感じて、幸福感が押し寄せる。
“…気持ちいい…”
人のぬくもりって、こんなに気持ち良かったっけ?
事の最中だというのに、呑気にそんなことが頭に浮かんだ。
『…随分、余裕だな?』
『え?』
次の瞬間、私を抱きしめたまま、身体ごと反転し、広いベットの上に、ふんわりと落とされる。
キングサイズのベットの上は、海成の大きな身体でも、充分余裕がありすぎて、泳げるほど広く感じた。
かろうじて、浴衣はまだ着ているけれど、肩にかかっているだけで、おおかた肌は露出してしまっている。
咄嗟に、はだけた前を、隠そうとするも、両腕を取られ、組み敷かれる。
『隠すな…』
『…は、恥ずかしい…から』
『…もうすぐ、そんなこと、気にならねぇようになる』
“どういう意味?”と問う間もなく、『少しの間、黙ってろ』と、軽くキスを落とされる。
この後の展開が、一瞬怖くなり、身体を強張せるも、海成は、私に自分の体重がかからないように、組み敷きなおし、意外にも優しい手つきで、私の髪に触れた。
自分のものと明らかに違う、男性特有の引き締まった固さ。
触れた瞬間に、海成の手が、私を抱き寄せる。
決して、性急ではなく、私自身の動きに合わせて、ゆっくりと補助するように…。
途中、左手も浴衣から手を離れ、ギュッと抱き合った時には、素肌が直接触れ合った。
人肌の温かい感触と、胸の辺りから感じ取れる、互いの鼓動を直に感じて、幸福感が押し寄せる。
“…気持ちいい…”
人のぬくもりって、こんなに気持ち良かったっけ?
事の最中だというのに、呑気にそんなことが頭に浮かんだ。
『…随分、余裕だな?』
『え?』
次の瞬間、私を抱きしめたまま、身体ごと反転し、広いベットの上に、ふんわりと落とされる。
キングサイズのベットの上は、海成の大きな身体でも、充分余裕がありすぎて、泳げるほど広く感じた。
かろうじて、浴衣はまだ着ているけれど、肩にかかっているだけで、おおかた肌は露出してしまっている。
咄嗟に、はだけた前を、隠そうとするも、両腕を取られ、組み敷かれる。
『隠すな…』
『…は、恥ずかしい…から』
『…もうすぐ、そんなこと、気にならねぇようになる』
“どういう意味?”と問う間もなく、『少しの間、黙ってろ』と、軽くキスを落とされる。
この後の展開が、一瞬怖くなり、身体を強張せるも、海成は、私に自分の体重がかからないように、組み敷きなおし、意外にも優しい手つきで、私の髪に触れた。