浅葱色の妖



「ねえ、本当に行くの?」


旭が私の肩に手を置いて引き止めた。


長老との戦いの二日後。


私は狐の里を出て京の街へ行こうとしていた。


「もちろん」


だってこのために頑張ってきたんだもの。


準備は万端。


刀も忍びの道具も全て持っている。


もう、怖くなんてない。


決心は固い。

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