浅葱色の妖


「お父さんとか…」


旭はがっかりしたように呟いた。



「何よ。もしかして私のことが好きだからそういうこと言ってくるわけ?」



少し意地悪なことを言ってみる。



「はあ?そんなわけないでしょ。葵、馬鹿だろ」



旭は素っ気なくそう返した。



「冗談冗談。じゃあね。里のみんなにもなんとかうまいこと言っといてね!」



私は旭に笑顔を見せてから歩き出した。



これから辛いことが待っているかもしれない。



だけど絶対に後悔なんてしない。



必ず見つけ出してみせる。



そして必ず、復讐してみせる。
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