ハートに触っちゃダメです!
それから

私と丸瀬先生が朝食を取ったのはお昼近くで・・・・


「すっかり冷めたな。浅見が誘うから。」

「なっ・・丸瀬先生だって・・」


「丸瀬先生じゃないだろ?

光って呼べ。」

今さら?


「ひ、光?」


呼びなれない


昨夜だってずっと『丸瀬先生』って呼んでた。



「『先生』って呼ばれると何だか悪いことしてる気分だよな?」


散々『先生』って呼んだよ?

やっぱそーゆうプレイしたかった?


「ヘンタイ!」

「だから、違うって!」

「何が違うんだか?」


「昨日は、浅見の高校最後の日で思い出にってか・・・


ゴニヨゴニョ・・・」


「生徒とはあり得ないとか言っちゃってたのにね~。」


ほんとにそう。

ウソみたいな私たちの“ハートの運命”



丸瀬先生のポリシーを変えてまで

「俺は、浅見がいれば他に何もいらないって思った。」


ちょっと真剣にそんなこと言われたら

「でも、忘れちゃったくせに。」


そんな風に言い返し


「それでもどこかに浅見のことがあった。

思い出せなくても何かが足りない

もどかしいって

何のせいなのかすら分からないのに

いつもそんな状態だったんだ。」


「うそうそ。

2回も私のこと忘れたし。」


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