キスする瞬間。
無愛想で喜怒哀楽の感情を顔に出さない。


その名は倉橋 孝。
私、立川結衣子の彼氏だ。


付き合いはじめて1年。
会社の人には気付かれてない2人の関係。


付き合いはじめたと同じ頃に倉橋が主任になった。給料が少し増えたと言っていたがその倍、責任と仕事量が増えたと苦笑いしていた。


デートらしい事も出来ない日々が続き、ささやかなケンカをしたり仲直りしたりそんな1年だった。


滅多に甘い言葉を言わないし…
無愛想で口数が少ないのは私といても変わらない。


『旅行しないか?』


久しぶりの外食をしてる時に倉橋に言われた言葉。


『俺が全部するから…、日程とか、ホテルの予約とか…』


『どうしたの?めずらしい~。孝ちゃん、別人みたい』


いつもと違う倉橋の積極性に不思議に思いつつ嬉しい感情で心は満たされてた。


その旅行の出発日が明日だった。


1泊2日。
バス旅行。


バスで現地に着いたらその後は帰りの集合時間まで自由行動。


< 4 / 11 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop