御曹司と愛されふたり暮らし
「え、ハル? 覚えてる覚えてるー。花菜と仲良かったよねぇ」
「う、うん。実はね、私、今ハルくんと付き合ってて……」
い、言ってしまったー! やっぱり恥ずかしいなぁー! 彼氏できた、って人に報告したのも人生初だし!
でも、えりちゃんなら、驚きながらも「良かったね」って、きっとちょっと大げさなくらいに言ってくれる……と思ったのだけれど。
「……えりちゃん?」
えりちゃんは、ちょっとポカンとしたような、驚いたような、そんな彼女らしくない引き締まらない表情で私を見つめるだけで、なにも言ってくれなくて。
えりちゃん?ともう一度彼女の名前を呼ぶと、そこでようやくハッとしてくれて。
「いや、ごめんごめん。ちょっとビックリして」
「小学生の時の同級生だもんね。ビックリするよね」
それにしても、ちょっと驚きすぎだったような……?とも思っていると、えりちゃんが。
「それもあるけど、そうじゃなくてさ……。
私、幼なじみがハルと同じ高校に通ってたんだけどさ、高校時代のハル、相当チャラくて女とっかえひっかえしてたみたいに聞いてたんだよね」
「え……?」
「まあ小学生の頃からカッコ良かったし、御曹司だし、ハルがモテるのは全然不自然じゃないだろけど。でも、そういうウワサを聞いてたから、真面目な花菜と付き合ってるって聞いてビックリしちゃった」
そう、なんだ……。それなら、えりちゃんがすごく驚いていたのも納得はいくけど……。
女遊び……? ハルくんが?
「今は女遊びの気配はない? 浮気とかされてない?」
えりちゃんにそう聞かれ、私は慌てて「されてないよっ。大丈夫!」と答えた。
「そう。それならきっと女遊びは若いうちでやめたんだね。まあ、なんにせよ良かったじゃん。結婚したら玉の輿だよ、フゥ~」
「ハ、ハハ……結婚なんて気が早いよ……」
なんて、私は笑いながら返したけれど。
女遊び、というワードが、どうしても頭をチラついて離れてくれない。
別に、ハルくんを疑っているわけじゃない。今はチャラチャラなんてしていないし、浮気もきっとしていない。
そんな過去が本当にあったとしても、過去は過去で、今のハルくんが大事だって思える。
だけど。
ハルくんからはなにも聞いていないし、まったく気にならないと言ったらウソになる。
「う、うん。実はね、私、今ハルくんと付き合ってて……」
い、言ってしまったー! やっぱり恥ずかしいなぁー! 彼氏できた、って人に報告したのも人生初だし!
でも、えりちゃんなら、驚きながらも「良かったね」って、きっとちょっと大げさなくらいに言ってくれる……と思ったのだけれど。
「……えりちゃん?」
えりちゃんは、ちょっとポカンとしたような、驚いたような、そんな彼女らしくない引き締まらない表情で私を見つめるだけで、なにも言ってくれなくて。
えりちゃん?ともう一度彼女の名前を呼ぶと、そこでようやくハッとしてくれて。
「いや、ごめんごめん。ちょっとビックリして」
「小学生の時の同級生だもんね。ビックリするよね」
それにしても、ちょっと驚きすぎだったような……?とも思っていると、えりちゃんが。
「それもあるけど、そうじゃなくてさ……。
私、幼なじみがハルと同じ高校に通ってたんだけどさ、高校時代のハル、相当チャラくて女とっかえひっかえしてたみたいに聞いてたんだよね」
「え……?」
「まあ小学生の頃からカッコ良かったし、御曹司だし、ハルがモテるのは全然不自然じゃないだろけど。でも、そういうウワサを聞いてたから、真面目な花菜と付き合ってるって聞いてビックリしちゃった」
そう、なんだ……。それなら、えりちゃんがすごく驚いていたのも納得はいくけど……。
女遊び……? ハルくんが?
「今は女遊びの気配はない? 浮気とかされてない?」
えりちゃんにそう聞かれ、私は慌てて「されてないよっ。大丈夫!」と答えた。
「そう。それならきっと女遊びは若いうちでやめたんだね。まあ、なんにせよ良かったじゃん。結婚したら玉の輿だよ、フゥ~」
「ハ、ハハ……結婚なんて気が早いよ……」
なんて、私は笑いながら返したけれど。
女遊び、というワードが、どうしても頭をチラついて離れてくれない。
別に、ハルくんを疑っているわけじゃない。今はチャラチャラなんてしていないし、浮気もきっとしていない。
そんな過去が本当にあったとしても、過去は過去で、今のハルくんが大事だって思える。
だけど。
ハルくんからはなにも聞いていないし、まったく気にならないと言ったらウソになる。