御曹司と愛されふたり暮らし
「おじゃまします」
「しまぁす」
なんと、やって来たのは四葉さんと唯くん。ふたり揃っての訪問だった。
ふたり一緒に、なんて驚いたけど、ハルくんと四葉さんは幼少期からの知り合いなのだから、四葉さんと唯くんが知り合い同士なのは当然だろう。ふたりは仲が良くて、待ち合わせでもして一緒にここまで来たのかな? と思ったけど――……。
「なんだよ、ふたり揃って。デートでもしてたのか?」
とりあえずリビングにふたりを通してから、ハルくんがため息まじりにふたりにそう尋ねると、四葉さんが血相を変えて声を荒げた。
「じょ、冗談じゃない! なんで私がこんなヤツなんかとデートしなくちゃいけないの! 遥貴さん、言っていい冗談と悪い冗談があるわ!」
すると唯くんも。
「なんだと、この女! 俺だって誰が好き好んでお前みたいなアップダウンの激しいクソ女とデートなんかするかよ! ブス!」
と、言い返す。
……どうやら、仲は良くないみたいだ。
まあ、唯くんは今までたくさんハルくんのことを困らせてきていて、ハルくんのことが好きな四葉さんがそのことをすべて知っているのだとしたら、ふたりの仲が悪いのも頷ける。むしろ、仲が良い方が不思議かもしれない。
ふたりの話によると、ふたりはつい先ほど、マンションの前であくまでバッタリ出会ったとのことだった。
「じゃあ、まず。四葉は今日はなんの用事だ?」
落ち着いた声でハルくんがそう尋ねると、四葉さんはパァッと明るい笑顔になり、手に持っていた紙袋をハルくんに手渡した。
「あのね、旅行でイギリスに行ってきたの! そのお土産を渡しに来たの!」
「え、マジ? 悪いな、サンキュ」
そう言って、ハルくんは紙袋をテーブルの上にトン、と置くと、中身を確認していく。
紅茶、ショートブレッド、マーマイト、ミーンタイム、赤ワインなどなど……たくさんのお土産を持ってきてくれたようで、ハルくんも「こんなにもらったら悪い」と言っていたけれど、四葉さんはうれしそうに「気にしないで!」と言っていた。
「しまぁす」
なんと、やって来たのは四葉さんと唯くん。ふたり揃っての訪問だった。
ふたり一緒に、なんて驚いたけど、ハルくんと四葉さんは幼少期からの知り合いなのだから、四葉さんと唯くんが知り合い同士なのは当然だろう。ふたりは仲が良くて、待ち合わせでもして一緒にここまで来たのかな? と思ったけど――……。
「なんだよ、ふたり揃って。デートでもしてたのか?」
とりあえずリビングにふたりを通してから、ハルくんがため息まじりにふたりにそう尋ねると、四葉さんが血相を変えて声を荒げた。
「じょ、冗談じゃない! なんで私がこんなヤツなんかとデートしなくちゃいけないの! 遥貴さん、言っていい冗談と悪い冗談があるわ!」
すると唯くんも。
「なんだと、この女! 俺だって誰が好き好んでお前みたいなアップダウンの激しいクソ女とデートなんかするかよ! ブス!」
と、言い返す。
……どうやら、仲は良くないみたいだ。
まあ、唯くんは今までたくさんハルくんのことを困らせてきていて、ハルくんのことが好きな四葉さんがそのことをすべて知っているのだとしたら、ふたりの仲が悪いのも頷ける。むしろ、仲が良い方が不思議かもしれない。
ふたりの話によると、ふたりはつい先ほど、マンションの前であくまでバッタリ出会ったとのことだった。
「じゃあ、まず。四葉は今日はなんの用事だ?」
落ち着いた声でハルくんがそう尋ねると、四葉さんはパァッと明るい笑顔になり、手に持っていた紙袋をハルくんに手渡した。
「あのね、旅行でイギリスに行ってきたの! そのお土産を渡しに来たの!」
「え、マジ? 悪いな、サンキュ」
そう言って、ハルくんは紙袋をテーブルの上にトン、と置くと、中身を確認していく。
紅茶、ショートブレッド、マーマイト、ミーンタイム、赤ワインなどなど……たくさんのお土産を持ってきてくれたようで、ハルくんも「こんなにもらったら悪い」と言っていたけれど、四葉さんはうれしそうに「気にしないで!」と言っていた。