御曹司と愛されふたり暮らし
ハルくんが玄関で靴を脱いで、家の中へと上がる。私もそれに続く。

玄関には、床から天井までの高さがあるシューズクロークがあった。すごい、この収納感。


と、私がシューズクロークに見とれていると、ハルくんはそのすぐ横の壁についている白いモニターを指差して。


「来訪者があったら、必ずこのモニターで相手を確認しろ? 画面が見辛かったらアップにもできる。操作はあとで教えるけど、知らない相手だったら絶対に玄関開けるな」

と、言う。


は、はあ。
確かに物騒な世の中だし、インターホンのモニターはありがたい。

でも、来訪者があったら必ず確認しろと言われても。
ここ、私の家じゃないし。
今日これから来訪者があったら、って意味なんだろうけど、今日これからひとりで留守番するわけでもあるまいし。ハルくんってば、変なの。



ハルくんはそのまままっすぐ廊下を進んでいく。
長い廊下の突き当たりに、リビングがあった。

わあすごい。
広くて、キレイで、大きなソファもある! 一回でいいからこんな素敵なお部屋でゆっくりのんびり休日を過ごしてみたいな~。


その後も、ハルくんはまるで自分のおうちのように、この家の中をいろいろと案内してくれた。

広すぎるウォークインクローゼットに、広々としたシステムキッチン。
バスタブが広くて大き~いバスルームに、大きくて機能的な洗面化粧台。

家具はあまり置かれていないけど、ところどころに置かれているインテリアもオシャレでセンスがいい。


お城、って言い方は大げさかもしれないけど、私みたいな庶民からしたら、そのくらい素敵すぎるお部屋だ。
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