御曹司と愛されふたり暮らし
髪の毛が渇いて、ハルくんがドライヤーの電源を切ると、広い部屋に静けさが戻る。
「乾いたよな?」
そう言って、ハルくんは左手で私の髪をくしゃっと撫でて、それを確認する。
「ありがとう……」
そんなふうに返すけど。
正直、感謝の気持ちより申しわけなさが勝ってしまっていた。
なんとなくソファに座ったまま動けずにいる私の後ろから、ハルくんはこんなことを聞いてきた。
「そういえばさ、花菜、なんで洗濯物に下着出してないの?」
……は?
「俺がいつも洗濯関係してるじゃん。でも毎日、花菜の下着が見当たらないから」
「……」
そうなのだ。
私に一切の家事をやらせてくれないハルくんは、洗濯まで自らやっていた……。
もちろん、これには最初は猛反対したのだけれど、彼は聞く耳を持ってくれなくて。
仕方なくお願いしていたのだけれど、まさか下着まで洗わせるわけにはいかなかった。というか、下着を見せるわけにいかなかった。
でも、下着を見せないように、下着だけは自分で洗ってるってことくらい、普通わかるでしょ!?
なのになんでそんなこと聞いてくる?
返答に困って私が言葉につまっていると、彼は「あ」となにかひらめいたような表情でそんな声を出すと、ドライヤーをソファの前のテーブルに置いて、部屋の外に出ていった。
彼の行動の意図がわからず、私はやっぱりソファに座ったまま、視線だけ廊下の方へ向けた。
彼はどうやら脱衣所の方へと向かったようだ。
……脱衣所?
「乾いたよな?」
そう言って、ハルくんは左手で私の髪をくしゃっと撫でて、それを確認する。
「ありがとう……」
そんなふうに返すけど。
正直、感謝の気持ちより申しわけなさが勝ってしまっていた。
なんとなくソファに座ったまま動けずにいる私の後ろから、ハルくんはこんなことを聞いてきた。
「そういえばさ、花菜、なんで洗濯物に下着出してないの?」
……は?
「俺がいつも洗濯関係してるじゃん。でも毎日、花菜の下着が見当たらないから」
「……」
そうなのだ。
私に一切の家事をやらせてくれないハルくんは、洗濯まで自らやっていた……。
もちろん、これには最初は猛反対したのだけれど、彼は聞く耳を持ってくれなくて。
仕方なくお願いしていたのだけれど、まさか下着まで洗わせるわけにはいかなかった。というか、下着を見せるわけにいかなかった。
でも、下着を見せないように、下着だけは自分で洗ってるってことくらい、普通わかるでしょ!?
なのになんでそんなこと聞いてくる?
返答に困って私が言葉につまっていると、彼は「あ」となにかひらめいたような表情でそんな声を出すと、ドライヤーをソファの前のテーブルに置いて、部屋の外に出ていった。
彼の行動の意図がわからず、私はやっぱりソファに座ったまま、視線だけ廊下の方へ向けた。
彼はどうやら脱衣所の方へと向かったようだ。
……脱衣所?