御曹司と愛されふたり暮らし
そして。

「今風呂上がりってことは、今日の下着はまだ脱衣所にある?」

廊下から、そんな声が聞こえてくる。


……なに!? なにを言ってる!!?



……ハルくんのことは、何ごとにも落ち着いている、常識のある素敵な男性だと思っていた。


でも、ちょっと違うかもしれない。


基本的には常識はあるのだろうけど、でもそれ以上に……




「あ、あったあった」

そう言いながらリビングに戻ってきたハルくんの右手には……私の……ブラがあって……。



「これ、今日は俺が洗っとくからな」



――プツン。


私の中で、なにかが切れた音がした。




ハルくんは、基本的には常識はあるのだろうけど、それ以上に、割といろんなことがぶっ飛んでいることがある。このマンションで私と同居する計画を強引に進めたこともそうだし、意地でも私に家事などをさせないところとか。そして、なにより。




……デリカシーがない!
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