御曹司と愛されふたり暮らし
定時にバッチリ仕事を終えて、私は足早に駅まで向かった。
駅の構内への入り口の付近で、ひと際目立つハルくんが、今日も相変わらず周囲の女性たちから注目を浴びながら私を待ってくれていた。
周囲の私への視線は、やっぱり今日も気になる。
でも、前みたいにそれをマイナスに捉えるんじゃなくて、今日は、ハルくんに誘ってもらえてうれしいっていう気持ちを優先するって決めたから、あまり気にしないようにしよう。
「おう、悪いな、急に誘ったりして」
ハルくんが笑いながらそう言ってくれるから、私は「全然!」と答えた。
ああ、本当にうれしいな。欲を言えばもう少しかわいい私服で出勤すれば良かった。まさかこんな展開が待っているとは思わなかったから、普段着用のトレーナーに、よく履いてるスキニーとパンプス、割と安物のコートを着てきてしまっている……。
「なに食べたい?」
そんな私の心境には多分気づくことはなく、ハルくんが明るくそう尋ねてくれる。
「そうだなー。せっかくだし、普段なかなか食べないようなものとか……」
「じゃあ、中華とかは?」
「いいね! 食べたい!」
それならいいお店があるから、と言って、彼は構内へは入らず、街の方へと歩いていく。私もその隣をついていく。
ハルくんとは、いつも家で一緒に過ごしているけれど。こうして外の街を隣同士歩くのは、やっぱり新鮮だ。新鮮で、ドキドキする。
食事、楽しみだな。
……そう思ったその時、ハルくんの携帯が鳴った。
駅の構内への入り口の付近で、ひと際目立つハルくんが、今日も相変わらず周囲の女性たちから注目を浴びながら私を待ってくれていた。
周囲の私への視線は、やっぱり今日も気になる。
でも、前みたいにそれをマイナスに捉えるんじゃなくて、今日は、ハルくんに誘ってもらえてうれしいっていう気持ちを優先するって決めたから、あまり気にしないようにしよう。
「おう、悪いな、急に誘ったりして」
ハルくんが笑いながらそう言ってくれるから、私は「全然!」と答えた。
ああ、本当にうれしいな。欲を言えばもう少しかわいい私服で出勤すれば良かった。まさかこんな展開が待っているとは思わなかったから、普段着用のトレーナーに、よく履いてるスキニーとパンプス、割と安物のコートを着てきてしまっている……。
「なに食べたい?」
そんな私の心境には多分気づくことはなく、ハルくんが明るくそう尋ねてくれる。
「そうだなー。せっかくだし、普段なかなか食べないようなものとか……」
「じゃあ、中華とかは?」
「いいね! 食べたい!」
それならいいお店があるから、と言って、彼は構内へは入らず、街の方へと歩いていく。私もその隣をついていく。
ハルくんとは、いつも家で一緒に過ごしているけれど。こうして外の街を隣同士歩くのは、やっぱり新鮮だ。新鮮で、ドキドキする。
食事、楽しみだな。
……そう思ったその時、ハルくんの携帯が鳴った。