新選組と最強少年剣士
ラウ、さん……


コウさんが言ってた上司か。


「僕をタイムスリップさせた神様?」


「そうだ」


「………」


こいつが、僕を……


僕たちをタイムスリップさせた神。


なぜ、今……


「へぇ、謹慎はとけたの?」


「ああ。いろいろと面倒だったが、つい先ほどとけたな」


「そう。で、何の用?」


「お前の方が、俺にいろいろと聞きたいことがあるのではないか?」


わざわざ出向いてくれたってわけか?


本当なら何とも親切な神様だな。


「……教えてくれるの?」


「答えられる範囲ならな。だがまぁ…まずは警戒を解いてもらおうか」


「!?」


フワリと不自然に風がなびいたかと思うと、手から刀の感触が消えた。


いつの間にか、ラウさんの手元には僕の刀が。


「っ、返せ……!」


睨み付けてそう言うが、ラウさんの表情はピクリとも動かない。


「今ので動かないのはいい判断だ」


「どうでもいい。返せ」


「話が終わったら、返してやる」


「話‥‥‥」


武器は取られた。


攻撃しても無理だろう。


コウさんは僕の刀を指で止めたいた。
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