新選組と最強少年剣士
手にとって見ると、ガラスは光によって角度変えて綺麗だ。


ん‥‥‥?これ、少し透けてるけどもしかして石かな?


水晶?みたいな‥‥‥


隣にはこれまた不格好な形をした、緑の石に紐が通った首飾り。


緑‥‥‥現代で現せば、エメラルドグリーンと言った感じだ。


「坊主、それが気に入ったか?」


「あ?う、うん。何か綺麗だなぁって」


「綺麗だろう?だがいかんせん不格好でな。紐を通して守りみたいに付けようと思ったが売れんくて」


まぁ確かに、この時代じゃあ首飾りにしては少し小さいしなぁ。


まいったな、こういったものの知識は少ないんだけど。


「綺麗なのにね」


「気に入ったなら買っていってはくれんか?今なら2つでこれだけだ。安くしとくぞ」


「えぇ〜」


おじさんが求めてきた値段なら、確かに僕でも買える。


というか、今一応お金もってるけど‥‥‥


「もうちょっと安くしてくれるなら、買ってあげれなくもないよ」


そう苦笑いで返せば、おじさんは待ってましたと笑顔を見せた。


「じゃあこのくらいで、もう1つつけるぞ」


そうして少し値下げした後、青とも水色とも言いがたいこれまた不格好な形をした同じようなものを見せてきた。


確かに澄んでて綺麗ではあるんだけどなぁ。


「‥‥‥じゃ、せっかくだしもらおうかな!」


「そうこなくっちゃ!」


おじさんにお金を渡し、首飾りを3つ受けとる。


子供にしては少し高価な買い物。


おじさんもどこか嬉しそうだった。


「一応、俺と妻の手作りなんだ。大切にしてくれよ」


「え、そうなの?うん、大切にするよ」
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