新選組と最強少年剣士
錆あるなんて気づかなかったなぁ。


僕もまだまだだ。


「錆出来ないようにしてたんだけどなぁ」


「気をおとすなって。その年ですごいぞ。俺も見てたけど気づかなかったし」


「金田さんたちにも説明した通り、僕こう見えて16です!」


「あ〜‥‥‥難儀な病気だよなぁ」


僕は身体と年が上手く成り立ってない、そんな病気になってる設定だ。


本当は持病なんてもの持ってないけどね。


「いういや剣壱、最近増えてる人斬りのこと知ってるか?」


「人斬り??」


「ああ。何でも、斬られた奴らは全員恐怖に顔を強ばらせてるそうだ。そして、何より身体には大きく【×】印で斬られてるんだってよ」


「え‥‥‥」


思わず声をこぼし、思考が、停止した。


「×印‥‥‥??」


「ああ。全員な。かなりの致命傷だ。一回で既にこと切れてるかもってのに、わざわざ二回も斬るなんて、残忍な奴だよな」


「‥‥‥‥‥」


2回斬った‥‥‥ね。


いや、まだ決定つけるのは早いか。


「他に何か目撃情報とかない?例えば、殺された人たちに共通性とか」


「いや、そこまでは‥‥‥ああでも、ちょっとした噂なんだが、斬られたやつら全員何かしら柄が悪いとか」


「柄??」


「酒癖が悪かったり、どっかで問題起こしたことがあったり。まぁ、斬られたのは全員そういう男だそうだ」


「男」


「そうそう。でもまぁ別に殺すことないだろうにな」


「そうだね」


悪い噂の多い男、ね。


「お前も悪い方向性じゃないが、何かと噂になってるし気をつけろよ」


「うん、ありがとう」
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