新選組と最強少年剣士
********************
星のまたたく深夜。
そこに、赤い瞳が写った。
彼にとって、この時代は楽だった。
刃を持っていても誰も不思議がることなく、監視カメラ何てのも存在しない。
人の気配に敏感な彼は、目撃者なんて残すへまもしない。
だが、1つ問題なのは‥‥‥
「あ、あ、‥‥‥や、止めてく、れ‥‥‥」
「‥‥‥‥」
つまらない。
刀を持っていてこの程度か。
武士が聞いて呆れる。
「た、助け、‥‥‥‥あぁぁぁあ!!!」
道に綺麗な華がさいた。
真っ赤な華。
ポタポタと、赤い液体が2本の刀から流れては地面を濡らす。
だが、彼が満たされることはない。
刀の錆びにする価値すらないと思えるほど。
だが人を斬らずにはいられない。
彼を満たしてくれるあの青年がいないから。
「お前、何をしている」
銀の瞳と目が合った。
彼は男が刀に手を添えるのを見て、喜びに身を焦がした。
これは、楽しめる。
赤の瞳と銀の瞳。
深い闇に輝く4本の刀。
少しの静寂の後、その静寂を打ち消すような音が弾け、激しい火花が散った。
********************