天空の覇者
「見ず知らずの若い女性をいきなりホテルに連れ込むのは、どうかと思いましたが有明さんの名前まで出して僕に話が聞きたいとなりゃ人の居ない所の方が、いいかなってね」

結構食べるペース速いくせに、よく喋る男だ。

この辺は有明に似ているかな?

「それはそれは…随分気ぃ使わせたみたいで悪かったね」

あたしなりにお礼がてら言ってみると

「どうせ、部屋からロクに出られない身としちゃ一時でも若い可愛らしい女性と過ごせるってのは嬉しいかぎりですからね」

案外軽いタイプなんかな?

あたしは、この若い弁護士をじっと見つめた。
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