俺様御曹司による地味子の正しい口説き方 ※SS集
「今からどうします?まだ早いでけど帰ってご飯作りましょうか?それともまだちょっとふらふらします?」
子供のように手を繋いだ手を振りながら「どうしようかなー17時かぁ」と独り言のように呟いてる。
ほらこれも。
ちゃんと一緒に家に帰るんだって思ってくれてる。
こーゆうとこ堪んなくなる。
「そうだ!このモール内のお店にキヨさんが働いてるんですよ?せっかくなんでお顔だけでも見に行きます?」
そういやこの前そんな事言ってたな。
なんだっけ?
カリスマ店員してんだっけ?
「あぁ?キヨ?別に見なくていいし。杏との時間邪魔されたくないから絶対行かない」
「もぅ、そんな事言ったらダメです」
だってあいつ絶対邪魔する。
俺の事帰して杏を置いてけとか絶対言う。
「とにかく嫌だ。もぅ帰ろうぜ、飯食ってから帰る?」
早く杏を堪能したいし。
昼から我慢してんだよ。
なんなら近くのホテルでも……。
なんて頭ん中を煩悩だらけにしていると、杏が突然立ち止まった。