俺様御曹司による地味子の正しい口説き方 ※SS集

しまった!!!!
と、思ったときには杏は俺から手を離そうとしていた。
違うっ、ごめん!違うんだ!

視界の端に勝ち誇ったように笑みを浮かべる弥生さん。

お前も!勘違いするんじゃねぇよ!

「杏!!!ごめん、間違えた。違うから、行かないって!」

杏の手を寸でで掴み取り、逃げ出さないように恋人繋ぎをしなおした。
それでも手を引き抜こうと力を込める杏。
離すかよ。
今離したら絶対駄目だ!

「ねぇ、ちょっ、、離してください」

「ごめん!違うってこと、ちゃんと話したいから、頼むから逃げないで。マジでごめん」

「行ってきたらいいんじゃないですか?
ど・う・ぞ、ご自由に!」

うわっ、怒ってる!
やっべぇ、これ、決まったんじゃね!?
キタ!!嫉妬頂きました!!!!
!!!!!!!!!!!!


あーーーーーーー!!!!!!
くっそ、興奮がとまんねぇ!!!!

怒ってる。
怒ってんのに、顔がにやける。

ここが公衆の面前で。
人前のスキンシップを杏は断固拒否る。

知ってんだよ!
分かってんだよ!

だけど、止まんねぇ!!!!!

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