俺様御曹司による地味子の正しい口説き方 ※SS集

そんなとき、周りから『二次会へ行く人ー』と、集計する声が上がっていた。

おぉ、もうそんな時間?

まだしばらく時間はあるけれど、人数集計を早めにしてお店へ連絡を入れるそうだ。


「笠原、行くか?二次会」


先生から声がかかる。
二次会か……どうしようかな。
茜ちゃんと優ちゃんと話せたらそれでいいんだけど。

「せっかくだから行こうぜ。まだゆっくり話せてないし」

皆から『すぎやん』なんて呼ばれていた杉本先生は私たちにそう誘いをかけている間も周りから『すぎやん行くー?』なんて誘われていた。

軽い口調で話しかけられるのは当時から変わらない。
その懐かしい雰囲気に思わず笑ってしまった。

「ふふっ」

「……っ、」

「先生、変わらないですね」

「……笠原は可愛くなったな」

「先生、だからその軽さが変わらないですよ」


クスクス笑う杏に杉本はあきらかに見とれていた。








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