永遠なんてないこの世界で、きみと奇跡みたいな恋を。
ーカシャッ!!
「おいふう姉!!俺とゲームは!?」
つぐみちゃんの髪を梳いている時だった。
勢いよくカーテンが開け放たれて、圭ちゃんが乗り込んでくる。
「あ、圭ちゃん」
「あ、じゃねーし!ふう姉、絶対約束忘れてただろ!」
「忘れてないよ、待たせちゃってごめんね、圭ちゃん」
怒ったように私のベッドに乗り上げてくる圭ちゃん。
人口密度が急激に増えちゃったな、私のベッド。
「あー!まーたふう姉に甘えて!」
「わ、ほのかちゃん」
今度はほのかちゃんまでもが私のベッドに座り、圭ちゃんを羽交い締めにした。