摩天楼レボリューション
また、雑誌やテレビ等で頻繁に「B.C.～」の話題が取り上げられているので、その沿革や内部の様子を大まかには把握している。

仕入れた数ある情報の中でも私が一番度肝を抜かれたのが、ホテルエリアのスイートルームは何と一泊200万円もするということだった。
たった一夜その空間を確保するだけで、フリーターの方の年収くらいがすっ飛んで行ってしまうのだ。
そんな価格設定にしてしまって、はたして利用するお客さんはいるのだろうかと思ったのだけれど、開業以来コンスタントに予約が入っているというから驚きだ。
大企業の社長さんだの芸能人だの、もしくは来日したスターだの、とにかく並外れたお金持ちばかりであるとは思うけど。

また、オフィスエリアは１１階から２６階までがミドルフロア、２７階から４１階までがアッパーフロア、という風に二段階に別れており、下のフロア、つまりミドルで働いている人の方が年収は低いらしいのだけど、それでも1000万円越え、アッパーの方には4000万も稼ぐ人がいるのだとか。
まぁ、税金もえらい額になるだろうから、それを丸々手に入れられる訳じゃないけど、とにかく尋常じゃない高給取りである事に変わりはない。

長年コツコツと働いて来たおじ様がそこまで上り詰めたというのならまだしも、当該フロアで働く社員さん達は２０代３０代が中心らしいのに。
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