摩天楼レボリューション
そんな彼らの存在を知った今、彼女達の醜悪な人間性が顕著に浮き彫りになった。


……いや。

そこで思い直す。

私も人の事はいえない。

私にも、彼女達のそれを助長させてしまった責任があるのだから。

心の弱さというのは時に、当人だけではなく、周りも不幸にするのだという事を痛感した。

そこで私はメールを作成し、返信する。


『お金なんか出さない。何で私がそんな事しなくちゃいけないの?あの人は雑誌の記者さんで、取材を依頼されたから応じただけ。やましい事は何もしていない』


そのまま画面を見つめて待機していると、思った通りすぐにレスポンスが届いた。


『は?ナンパした男と一緒にホテルがある施設に入っていったくせに、何ごまかしてんの?』

『ウチらその瞬間の写真撮ってあるんだから。しらばっくれんなよな』


しばし思案した後、再び文面を打ち、送信。


『ビルの中にはホテル以外にも色んなテナントが入ってる。そんなの何の証拠にもならないよ』


すると打てば響くようにまたもやレスポンスが。

ふと、3人はどこからメールしてるのかな?と思った。
当初の予定通り、カラオケボックスにでもいるのだろうか。
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