摩天楼レボリューション
『なにあんた。文面がエラそうで、超ムカつくんだけど』

『ウチラにそんな態度取るなんて、分かってるんだろうね?新学期が楽しみだわー』


このラリーは一体いつまで続くのかと、げんなりしながらメールを読んでいた私だったけれど。


『あんただけじゃなく、あのエロ男の人生もメチャクチャにしてやろーか?』


最後のそれを目にした瞬間、頭にカッと血が上った。

間髪入れずメールを作成する。


『あんたらこそ、バカじゃないの?』


もう誰にも私を止められない。


『こんな、金銭を要求したり、他人の生活を脅かすようなメールなんか送って来ちゃって。これ、証拠にとっておくから。こっちこそ、新学期が楽しみだわ!』


怒りと興奮のあまり、震える指で送信ボタンをタップし、そのままケータイはコートのポケットに突っ込んだ。

ふと、指先に触ったものに気が付き、それを引っ張り出す。

受け取った後無意識にそこに仕舞っていた、黒須さんの名刺だった。


……今日からこれは私の宝物になる。

あの人と私を繋ぐ掛け橋だもん。

大切にしなくちゃ。

それをバッグの内ポケットに納めていると、再びポケットの中のケータイが震え出した。
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