摩天楼レボリューション
「あ、そうだ」
そこで私は唐突にその事を思い出した。
「私、おばあちゃんにお線香あげてくるね」
「ああ」
おじいちゃんの声を背中で聞きながらリビングを出て、私は隣の和室へと向かった。
お仏壇の前に正座し、お線香をあげ、来る途中で仕入れたお菓子をお供えして、手を合わせる。
おばあちゃんにまずはご挨拶をした後、無事、内定を勝ち取ったことを報告し、リビングへと戻った。
「そこに色々用意してあるから、好きなものを飲みな」
おじいちゃんはソファー近くの、電気ポットとコーヒー紅茶等のお茶類、カップが乗せてあるワゴンを指差しながらそう促して来た。
「うん。おじいちゃんは?」
「私はもう散々飲んだからいいよ。自分の分だけ淹れなさい。お客さんにやらせてしまって申し訳ないけど」
「あ、いいよいいよ。そんなの気にしないで」
私はブンブンと左手を振りつつワゴンに近付いた。
おじいちゃんにお茶淹れなんかさせるのはとてもしのびない。
だって、口調はしっかりしていて外見もキリッとしているから、とてもそうは見えないけれど、おじいちゃんはもう100歳近い年齢なのだから。
「21歳」と「100歳」というと、本来なら「ひいおじいちゃん」くらいになってしまう年の差だけど、それには理由があって。
そこで私は唐突にその事を思い出した。
「私、おばあちゃんにお線香あげてくるね」
「ああ」
おじいちゃんの声を背中で聞きながらリビングを出て、私は隣の和室へと向かった。
お仏壇の前に正座し、お線香をあげ、来る途中で仕入れたお菓子をお供えして、手を合わせる。
おばあちゃんにまずはご挨拶をした後、無事、内定を勝ち取ったことを報告し、リビングへと戻った。
「そこに色々用意してあるから、好きなものを飲みな」
おじいちゃんはソファー近くの、電気ポットとコーヒー紅茶等のお茶類、カップが乗せてあるワゴンを指差しながらそう促して来た。
「うん。おじいちゃんは?」
「私はもう散々飲んだからいいよ。自分の分だけ淹れなさい。お客さんにやらせてしまって申し訳ないけど」
「あ、いいよいいよ。そんなの気にしないで」
私はブンブンと左手を振りつつワゴンに近付いた。
おじいちゃんにお茶淹れなんかさせるのはとてもしのびない。
だって、口調はしっかりしていて外見もキリッとしているから、とてもそうは見えないけれど、おじいちゃんはもう100歳近い年齢なのだから。
「21歳」と「100歳」というと、本来なら「ひいおじいちゃん」くらいになってしまう年の差だけど、それには理由があって。