甘々なボスに、とろけそうです。


私の前では、無理せず、楽しんでくれているんだ……。


「だったら、作れば……いいんじゃないですか?」


――友達。


「簡単に言わないでよ。見渡せば、周りには敵だらけ。信じられるのは、己のみ」


(……??)


どうして、そんな風に感じるのだろう。


「ねぇ、1つ、試してみたくなった」


「なんです?」


「制服、着てみる気ない?」


(!?)


「いけないことをしてるような気分を、味わえそう」


バカなの死ぬの?


「セクハラ大魔神……っ!!」


なにが制服だ。着るわけないでしょうが。


「僕にそんな口をきく子は初めてだよ。生まれてからこれまで、誉められたことしかないのに」


「だったら私が、変なことを言うたびに罵(ののし)りましょう」


「受けて立つよ」


この人、案外Mなのでは……


「ただし――僕がその小さな口を塞ぐことなんて容易いってこと、忘れないでね?」


いや、やっぱりSだ。何でどう塞ぐ気ですか。恐ろしくて想像できないです。

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