甘々なボスに、とろけそうです。
「僕の恥ずかしい話をするのはこのへんにしてさぁ。そろそろ君の話を聞かせてよ」
「私の話?」
「仲良くしたい15歳って、最近28階にきた金髪くんのことでしょ」
「……っ、はい、そうです」
バレていたのか。
「何してるか知らないけど、あの若さでアッパーフロアにいるなんて強者だよねぇ。相当優秀なんじゃない?」
それは、本当にそう思う。今でも信じられない。
「彼がなにをやっているか、私には……さっぱりわかりません。頭の構造から違うというか」
ウィルくんは、天才だもん。
「君、仕事できなさそうだもんねぇ。無理して関わらなければいいんじゃない?」
さらっとディスるのやめて下さい。
「そんなわけにはいきません。詳しいことは言えませんが、これから1ヶ月、一緒にお仕事をさせてもらうんです。だけど、その、距離感が……」
社内の出来事を、人に話すものじゃないよね。どうやって伝えよう。
「迫られでもした?」
「……っ!?」
エスパー新條と呼んでもいいですか。
私は、コーヒーカップを口に運ぶ。なんだかちょっと、胃がムカムカしてきた。空腹にコーヒーがよくなかったかもしれない。
「僕から言えることは、1つ」
「……なんです?」
「1度、僕と遊ぼう。もちろん場所は、遊園地や映画館でなく、ベッドの上でだけど。君は、ブレザーよりセーラー服が似合いそうだねぇ」
「……あ、あのねぇ!!」
「ニーハイでも履いてもらおうかな」
「履きません!」
「あはは、怒んないでよ」
怒りたくもなります。真面目に相談しているのに。