甘々なボスに、とろけそうです。
(部屋……?)
状況が呑み込めないでいると「行こう」とボスが立ち上がる。
案内された先は――ビル内にある、ホテルだった。それも1番ゴージャスな、所謂スイートというところ。
ここで働き出してから、どんな施設があるかなとぼんやりネットで調べていたことがあって、スイートの宿泊費は1泊あたり200万~だと書いてあったのが鮮明に記憶に残っている。
驚きすぎて二度見ならぬ三度見したから間違いない。あの部屋だ。といっても写真は一部しか載っていなかったので、全体を見渡すのは初めてだ。
「どうした。中に入れ」
家具や絵画、カーペットは高級感漂っているし、絶景が窓からパノラマ写真のように見える。……こんなの、固まってしまいますよ、ボス。
ほんとに、私たち……、ここに泊まるんですか?
「今夜は、一緒に風呂に入ろう」
「え!?」
「それから、話をしよう。ミコが眠くなるまで。何時間でも」