甘々なボスに、とろけそうです。


「こ……れ……」


まじまじと自分の左手を見て、驚く。薬指にはめられたシルバーのリングには、ダイヤモンドがキラリと輝いている。


いつ、用意してくれたんですか。忙しいのに、買いに行ってくれたんですか。


「よく似合ってる。次は2人で選ぼう」


「次って……」
ドクンと、心臓が大きく鼓動する。


「結婚しよう、ミコ。卒業したらすぐにでも」


「……っ、」


「泣くなと言っているのに」


「好きです、ボス。大好きです。涙は……嬉しくても、出ます」


「……そうか」といってホッとしたように笑うと「おいで、ミコ。たっぷり愛してやるよ」と手を引いて歩き出す。





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