ヴァージンの不埒な欲望

県立図書館に着いた時、図書館での過ごし方を拓夢さんと相談して決めた。基本的に、それぞれ自由行動。十二時に、休憩スペースで待ち合わせ。何かあった時は、とりあえずスマホは持っているのでメッセージを送る。

館内に入り、受付や椅子やテーブルが並んでいるスペースを抜ける。書架が並んでいる所まで来ると、拓夢さんが軽く右手を上げた。私は微笑みながら、小さく頷いた。

初めて来た場所だから、今日は館内を一通り見て回ろう。

移動途中に、パソコンが何台か並んでいるのを見かけた。あそこで探している本が検索できるのだろう。

並べられた本を見ながら、ゆっくりと書架の間を歩いた。

市立図書館より、たくさんの本がある。絵本や児童書・紙芝居、靴を脱いで上がるカーペット敷きのスペースがあったキッズコーナー。ディスプレイとヘッドホンの並んだDVDの視聴コーナー等々。

二階にも上がってみる。二階は、ぐっと人が少なくなる。歴史、地理等、本当に興味のある人しか手に取らない難しそうな本が並ぶ。

読書スペースはしっかりとあるので、じっくりと読みたい時は、こちらに本を持って来てもよさそうだ。

会議室やイベントスペースもあるようだ。どんなイベントをしているのか、後でホームページをチェックしてみよう。

何冊か、読みたい本も見つけた。いろんな収穫があって、ウキウキしながら本のページを捲っていた。


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