ヴァージンの不埒な欲望
私は頬が熱くなるのを感じて、思わず俯いた。
「やっぱり、眼鏡をかけていない方が、愛美ちゃんの顔がよく見える」
ハッとして思わず顔を上げると、拓夢さんはクシャッと顔を崩して屈託なく笑った。
あっ、以前にも見た笑顔。この笑顔を見ると、拓夢さんが本当に心から笑っている気がしてホッとする。
「上野さんに、いろいろなアドバイスをいただきました。次からは、自分でがんばってみます!」
拓夢さんを見つめながら、精一杯、自分の想いを伝えた。
「うん!愛美ちゃんなら、絶対にできると思うよ!」
「はい!」
拓夢さんの言葉と笑顔にも力をもらい、私はしっかりと頷いた。
今回の料金が無料になる事は、待ち時間にオーナーが拓夢さんに説明していた。
「愛美ちゃん、PR写真の事、本当にいいの?」
拓夢さんの問いに、私は大きく頷いた。
「はい!初めての事で緊張しましたが、楽しい体験でした」
嘘じゃない。上野さんと下田さんの息の合った明るい盛り上げに、最後の方はカメラの前で自然に笑っていた。
「そうか。愛美ちゃんが楽しめたなら、よかった」
思わず頬が緩んだ私に、拓夢さんも安心したように微笑んだ。
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「あの。どうですか?」