ヴァージンの不埒な欲望
拓夢さんが以前に言った「不埒で甘いレッスン」がどんなものなのか、ドキドキしていた。私が拓夢さんに見せた乙女系ノベルのタイトルになぞらえた言葉だという事は、わかってはいたけど。
拓夢さんは、私の外見を変えようとしてくれた。プロの手に委ねる事によって、私はその変化をわりと抵抗なく受け入れ、意識まで変わったと思う。
見守るだけなのだろう思っていた拓夢さんが、私が変わる事に直接関わってくれたのが嬉しかった。プロの手に任せるだけでなく拓夢さんの手が加わった事で、私の意識がさらに前向きに上昇した。
どんどん熱を持つ顔をごまかすように、私は俯きながら頭を下げた。
「本当にありがとうございます!嬉しいです」
最後の言葉は、囁くような声になってしまった。
「その服はセットアップだから、もちろん、上下別々に着回す事ができるの!」
横山さんの明るい呼びかけに、私は視線を横山さんに向けた。
ファッション誌や通販のカタログを見ながら、合わせる洋服のアドバイスを横山さんから受ける。
「今日着ていたワンピース、星野さんにとても似合っているわ。スカート丈を膝下まで短くすれば、もっとよくなるわ!」
「えっ!?スカート丈を短くするんですか?」
思わず、不安げな声を上げてしまった。
今着ているセットアップのスカートも、確かにその長さだ。自分の中身にも外見にも自信のない私は、すぐに隠そうとしてしまうけど。