熱愛系エリートに捕まりました
甘いマスクに静かな微笑み。

こうして見ると、さっきは若く見えたのに、なんだかすごく年が離れているようにも見える。

いや、それよりも、どうしてわざわざわたしに声をかけてきたんだろう…?


「金曜日なのに遅くまで出先で仕事してた甲斐があったな。その帰りに立ち寄った店で、こんな出会いが待ってたとは」


…うわぁお。この人、プレイボーイ?

すごいナチュラルに甘い言葉をかけてくるし、きっと遊び慣れてるのね。

まぁ、こんなにイケメンだし、仕事もできるみたいだし、プレイボーイなのも納得だわ。


「そ、それはどうも…」

「君はここにはよく来るの?」

「それなりに、ですね」

「そうか。家が近いのかな」


その質問には日本人お得意の曖昧な笑みで流して、マスターに新しいカクテルを頼んだ。
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