熱愛系エリートに捕まりました
うーん、これはどういう流れなんだろう…

口説かれてる、っていうのはさすがに自惚れすぎかな。

でも妙なことになる前に、この一杯を飲みきったらやっぱり帰ろう。

そう思って、サーブされたピーチソーダのグラスに口をつけた。


「甘いものが好きなんだ?」

「まぁ…そうですね。キツいのはあんまり」


お酒自体には、そんなに弱くはない。

でも取り立てて強くもないので、一気にゴクゴクとはいけず、ちびちびと飲む。

その間に男性は主にお酒の話題で話しかけてきて、わたしはそれなりに聞いていた。


彼がどういうつもりであれ、ここにはマスターがいるんだし、変なことにはならない。

そんな安心感もあってか、男性の登場でちょっと正気に戻っていた意識がまたふわふわする。

追加のピーチソーダの分の酔いも回ってきた。
< 15 / 217 >

この作品をシェア

pagetop