熱愛系エリートに捕まりました
「その…初めて会った日の翌日に、ここの7階のレストランで食事しましたよね」

「あぁ」

「そのときに、職場の人と上のバーやラウンジでよくナンパしてるって言ってたから、お持ち帰りとか普段からしてるんだなって…」


考えをありのままに語ると、薬師丸さんはピキッと音がしそうなくらい瞬時に硬直した。


「職場の人間関係でストレスが溜まるとも言ってたから、その、必ずしも体の関係だけじゃなく、女性に癒しを求めてるんだと思って」

「………」

「わたしのことも、セフレではないけど、所謂デートフレンドで…」

「………」

「なのに言い寄ってくる伊集院さんは相手にしないのは、彼女が本気だからですよね。あくまで楽しむための男女関係を望んでるから、本気の恋愛は重くて面倒なんでしょう?」


開き直ってつらつらと語ると、だんだん彼の口が開いて、遂には唖然とした顔になった。
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