熱愛系エリートに捕まりました
そのリアクションは、どう受け止めるべきなのかしら…?

意味を図りかねてわたしも黙り込み、マネキンチャレンジのように表情さえ動かさず、無言で固まったまま見つめ合う。


どれくらい経ったのか正確にはわからないけど、恐らく10分はその状態だったと思う。

先に沈黙を破ったのは薬師丸さんだった。


「……全っ部ちげぇ…!」


ガクッと音がしそうな勢いで、首が折れたみたいに項垂れ、やたら溜めて吐き出した。


「もう何もかも違う!いや、紛らわしい言い方した俺も悪かったんだけど、ずっとそんな風に思ってたのかよ!?」

「え…あの、ハイ。ていうか、さっきから口調違いません…?」


ずいっと詰め寄られ、その分だけ仰け反って退がりながら、ふと気づいて言及した。

わたしもテンパってたから気にしてなかったけど、なんか口調が荒っぽいような…
< 163 / 217 >

この作品をシェア

pagetop